自己破産を検討されている方から、年金や失業保険との関係についてのことを聞かれることがあります。「自己破産をすると、年金や失業保険が差押えられたりするのでしょうか?」とか、「将来の年金支給額が減額されたるするのでしょうか?」といった質問です。
答えはノーです。自己破産しても、年金や失業保険が差押えられたり、将来支給される年金の額が減額されることもありません。
年金、失業保険、生活保護費などは、差押禁止動産として法律で差押えることが禁止されていますので、自己破産をしても差押えはもちろん、将来支給される額についても影響は受けないのです。
もっとも、借金の返済で年金を担保にしている場合は、その状況によっても変わることがありますので注意が必要です。