債務整理~雑感~

司法書士山口達夫事務所 補助者ブログ

過払い請求・三菱UFJニコス

投稿日 2010年3月19日 5:58 PM | 投稿者 admin

 ある依頼者の方で、ニコスカードでの取引により、過払い金が司法書士の代理権の範囲を超えて発生していました。

 この方は、比較的時間も自由になるということで、今後はご本人自らが過払い請求をし、我々はその後方支援をするということになり、昨日、代理人辞任通知を送りました。
 そして、今日、当事務所において、ご本人より三菱UFJニコスへ「代理人司法書士は辞任したので、今後は私が直接請求させていただきます」という連絡を入れていただきました。

 すると、ニコスの担当者は、「改めて自己名義で取引履歴の開示請求をしてもらう必要があり、開示請求書の書式を送るのでそれを提出してほしい。」とのこと・・・。すでに、その依頼者の方の手元には我々が請求した「債権届出書」があるにもかかわらずですよ・・・。

 その旨を相手方担当者に伝えても、「本人が過払い金請求するには、段取りとして、まず本人からの開示請求が必要」との返答。

 こちらの会社は履歴開示請求から実際の開示までの時間が2カ月以上かかることがほとんどで、今回も他社の履歴が出揃った後にやっと開示がされたのに、代理人が辞任して本人が直接交渉するとなると、”一からやり直し”とは一体どういう理屈なのでしょうか?

 ご本人は他に支払うべき債務が残っているので、この過払い金はすぐにでも現金化したいのです。

 そこで、新たに本人名義での開示請求などせずに、既に手元にある債権届出書を元に本人訴訟を提起することにしました。

 本人訴訟であっても、特別心配する必要はありません。履歴を見る限り争点はほぼ皆無ですし、我々が後方で支援しますので、ご本人が満足いくだけの結果は得られるはずです。

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